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フェイスシールドフレーム比較レビュー【前編】

こんばんは、カベミミデザインズです。

現在弊スタジオが参加しております3D PRINT FACE SHIELD project

https://drive.google.com/file/d/1nDKZJbgrD4tY5Nd9T_d8bMCThVoRbtNx/view?fbclid=IwAR0SDxrVGyv1kaBuzeX-DvMn68AJ0k5pQymZFMwvCGVyRmzqqcK9DPsIRoI
ですが、FB上でも盛んに活動報告がされており、また、カベミミデザインズもプリントしたフレームを配送する毎日です。

医療に携わる方、介護関係者、美容院、小売業他、今フェイスシールドを必要としている方々の元へ少しづつではありますが着実にお届けし、喜びのお言葉をいただいております。必要あらばどこへでも、急ぎ納品しますのでお気軽にお声がけください。

さて、ここでブログネタを。
日々3Dプリンターにてフレームを量産しているのですが、気になる事が一つ。
それは、FB上のコミュニティでも議論されておりますが『どのフレームを作るべきか』という事。
今現在庄司は、当プロジェクトの発起人である大阪大学大学院医学系研究科のフレームデータを量産していますが、公開されているフレームもアップデートされ計7種
また、他大学の先生方や海外の個人や大学他、世界規模で見ると相当数のデータが公開されています。

製品の優劣を決める、という訳ではありませんが、どのような現場にはどのフレームが向いているか。装着感や防沫性、プリント時間等比較したいと常々思っていました。

そこでカベミミデザインズではメイン機とは別にもう一台、小型の3Dプリンターを導入。
そちらで比較用フレームのテストプリントを行いました。
大阪大学のフレームを4種
神奈川大学道用先生が公開しているフレームを2種
武蔵野赤十字病院モデルをベースにルーペ用の逃がしを追加した改モデル
生産性、機能共に評判の良いメルボルン大モデル
計8種の比較です。

さて、それでは阪大モデルから。

左がFace shield_1.0スタンダードタイプ
右がFace shield_3.0簡易版 クリップ脱着式です。
現在コミュニティでも左の1.0スタンダードタイプはあまり制作されていないようで、右の3.0クリップ脱着式が根強い支持を集めているように感じます。
現在カベミミデザインズでも右の3.0クリップ脱着式を量産し提供しています。クリップ脱着式となっているため破損の心配が低く、入手のし易いダブルクリップを使用しているのが安心感につながっています。

続いて阪大フレームとしては後発の二種となるのがこちら。

左が出力の高さを抑え、後加工でステープラー台座を作るFace shield_4.2サイドウイングタイプ
右がプロジェクトに参加しているHomma氏が考案した穴あけパンチでシールドに穴を開けボスを差し込む通称Hommaモデル

どちらも制作時間を短縮する為に考案されたモデルのように感じます。
両モデルとも今回初めて作成したのですが、協力者の声から生まれたモデルであり、良く出来たモデルだと感じました。特に4.2サイドウイングタイプは今後カベミミデザインズが提供するメインモデルになるかもしれません。
また、Hommaモデルも出力時間については最速を誇っており量産向きですが、現在透明度の高いクリアファイルの入手が難しく、薄いOPP袋をシールドとして使用する場合、裂けてしまうのではないかと不安を少し感じました。

長くなってしまったので他の4機種については後半に続きます。
http://kabemimidesigns.jp/2020/05/07/フェイスシールドフレーム比較レビュー【後編】/ ‎

フリーランスデザイナー・コピーライター
庄司“めあり”拓郎
カベミミデザインズ代表
カベミミデザイン研究所所長
本庄早稲田ビジネスプラットフォーム会員
本庄商工会議所会員
前橋工科大学非常勤講師
金沢美術工芸大学非常勤講師
東北芸術工科大学非常勤講師
くるまマイスター検定1級
早稲田大学環境総合研究センター招聘研究員
本庄早稲田モビリティ共創プロジェクト参加デザイナー

スズキ株式会社デザイン部にてクレイモデリング・3DCAD業務に9年間従事。
アルト、イグニス、スペーシアなどの造形を担当。
退職後、地元である埼玉県本庄市にて起業。
2022年現在、国内外様々なプロジェクトに参画中。
3DCADを使用したデザイン提案・意匠データ作成・構造設計だけでなく、クレイモデリング・木工や金属加工・3Dプリンターを用いた立体出力などデジタル/アナログ問わず造形に関わる全てを得意とする。
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