皆様おはようございます。こんにちは。こんばんは。
めありです。
もう色々あり過ぎて、時候の挨拶はしません。
日本はどこへ向かっているのでしょうか。
先日、新大学生はWindowsとMac、どちらのPCを買うべきか。
という議論を某掲示板で見ておりまして、
二つの大学で講師を務める私、めありの個人的な見解をお話しようと思います。
結論から申しますと、
通う大学がどちらを推奨しているかに合わせた方がいいよー。
というどちらとも言えない実に日和見主義な回答をするしかないと考えます。
世界的なOSのシェアから見ると、WindowsOSが全体の75%程度を持ち、
圧倒的と言えるのが現状です。
そのため、Windowsのみサポートしているアプリケーションソフトウェアも多く、
Macでは研究室で使うソフトが入らない。という場合も多々起こります。
その場合にはWindowsのPCを別途準備したり、
研究室や大学備品のPCで作業したりと研究に専念できない事があるかもしれません。
私が講師を務める工学系大学では、8割がWindows、2割がMacという感じで、
世界シェアに近い利用率に思えます。
(講師陣は圧倒的にMac派で、Windowsの質問はだいたい私のところに来ます笑)
もう一方の美術大学では逆に9割以上がMacで、
入学時にMacを指定して購入させているようです。
私の母校も私が在籍していた頃はWindows推奨だった気がしますが、
現在はMac指定みたいですね。
結局のところ、大学の推奨や学部の傾向、研究室の使用ソフトのインストール可否、といった使用傾向に合わせるのが快適な学生生活を送るための基準になるのでは、というのが新入学生へのアドバイスとなります。
本題とは外れますが、OSのみ購入しMacにWindowsをブートさせたり仮想環境を構築すれば一台で運用もできますね。
やり方はGoogleで調べればいくらでも出てきますし、調べてPCに触れてみる、問題が起きた場合のトラブルシュートを自分で経験し修復する。
といった経験もこれからの情報社会では必要なスキルとなるので、挑戦してみるのも良いかなーとは思いますが。
一概には言えませんが、様々なソフトウェアに触れ、使いこなしている学生は最終的な成果発表も優秀である事が多いです。
何か問題が起きた際に、自分で調べ何とかする、考えて試行するという経験がその学生の能力を向上させ、広い見識を獲得できるのでは、と個人的には感じています。
前置きが長くなりましたが、庄司はこれまで業務にMacOSを使用しておらず、Macを自分で所有する必要性を感じていなかったのですが、昨年より講師を務めている美術大学へ行った際、ほぼ全員がMacを使用していて指導のやり難さを感じ、この度評判の良いMacBook Pro(M1)を新規に追加購入いたしました。

学生へのアドバイスと同様、私自身もその大学の使用OSに合わせる事が円滑な授業進行を実現する、と、そう考えての購入です。
まぁグラフィック系の取引先様や周りの友人知人も圧倒的にMac利用者なのでMacの仕様を理解しておく、という意味でも必然かなーと思ったりもしますし、遅すぎたなーと反省すら感じます。
で、使用しての感想ですが、色々なところで書かれている、
爆速!!! 快適!!! ストレスなし!!!
というレビューで期待値が高過ぎたのか、
もっさり感あってストレス溜まるな……。
というのが正直な感想です。(Mac利用者の皆様ごめんなさい)
たぶん普段使用しているHP製のワークステーション(高性能PCの総称です)
のスペックが世間的には化け物なので仕方がないのだと思います。
ただ、バッテリーの圧倒的な持ちの良さ、発熱のないCPUとファンの静音さはWin機には真似のできない水準であるように感じます。
macOSと端末をappleがすべてコントロールしているのでトータルでパッケージする事で実現しており、色々なメーカーが作っているWindowsではそこまでの水準で作ることは難しく、そういった端末は少ないのかと思います。
そういう意味で、どの端末でも色彩の均一化が図れているとも言え、グラフィック業界他、色に関わる仕事ではMacが絶対という事も理解できます。
弊スタジオでは現状5台のワークステーションが稼働していますが、世代も少しづつ違い、仕様も当然異なるので、全部HP製ですが色が全然違います。
キャリブレーションを行っても限界はあり、合わせきれていないのが現状です。
という特性を踏まえ弊スタジオではadobeCCのソフトウェアをMacに全移行しグラフィック確認専用、そしてとても優秀なモバイル端末という役割で活躍してくれることでしょう。
元来食わず嫌いせずなんでも雑食に取り込む事をモットーに、かつその能力に長けているという自負はあるのでOSの使い方は大半理解し数週間の利用ですがもう慣れました。
これでWindows、MacOS、linux、chromeOS、と
4種類のOSを使っているデザイナーになりました。
弊スタジオのデザイン理念と同様、なんでも取り込んで最適なものを吐き出していくという考えに忠実に、更なる広がりを見せてくれることでしょう。
という訳でよろしくMac! というお話でした。

ただ、USB-Cポートが2つのみという入出力の少なさは私には合わないなー
と少し疑問を覚えます。
結局別の機器を必要とする製品というのは私の設計思想に反し、
受け入れ難きプロダクトの姿です。
結局サードパーティ製のドック (お金のない弊スタジオは安いドックを購入したので微妙なロゴ入り&青色LEDのオマケつき泣、色もあってないし) を接続し、
入出力を拡張・変換するという姿は全然美しくありませんし、持ち運ぶ際に取り外しを要する、また常に一緒に持ち歩かなければならないというのは不便以外の何物でもありません。
理想を盾にユーザーに不便を強いるデザインは、弊スタジオの目指す姿ではないなーとちょっと批判的な事を言ってみたりします。
時に機能を切り捨てる事が必要な場面もありますが、もう少しユーザビリティを上げて欲しいかな、と個人的には思います。
という感じで今更ですが本当に簡単ですがM1macbookのレビューをしてみました。
お付き合いいただきありがとうございます。
QuadOSユーザー めあり