皆様おはようございます。こんにちは。こんばんは。
めありです。
先週末から今週にかけて、山形に行っていました。
非常事態宣言も解除され、
感染者数も少なくなってきたなー、山形いけるかなー
と思っていた最中、東北芸術工科大学彫刻コースの教授から、
三年生向けにCAD教えてもらえます~?
というご依頼が。
ちょうど今月どこかで山形行こうと思っていたところですー
という訳で急遽CAD授業のセッティング。
庄司の拠点は埼玉ですが、山形にもスタジオを持っており、
(友人と二人で共同経営している築120年の古民家シェアハウスです)
昨年非常事態宣言が発令されて以来、実に1年と半年ぶりの山形滞在となりました。
ついでというか何といいますか、ちょうど卒業生のその後的な学校案内パンフレットやWebマガジンに掲載される記事ページの卒業生を探していたようで、一緒にインタビュー取材も受けてきました。
12月頃公正チェックをして入稿になるようですが、格好付け過ぎた写真やインタビュー内容がどう掲載されるのか、少々不安で照れくさい感じです。
まぁ母校の魅力が少しでも伝われば良いと頑張ってきましたよ。
公開されたら当ホームページでも告知いたします。
で、本題。
少し駆け足な感じになってしまいましたが、全三コマ(約4時間)で
リートフェルトの「レッド&ブルーチェア」と柳宗理の「バタフライスツール」
を全員作成する事が出来ました。拍手。
まぁ前橋工科大学や金沢美術工芸大学でも毎年教えている内容で、毎年100人ほど指導して完成しない学生は今まで一人もいないので、指導に関しても成熟の域に達したと自負しています。
私が在学している頃は、彫刻実習室でこんな風にパソコンと大型モニターに向き合って授業なんて考えられなかったなぁ。と時代の変化に驚きます。
CADやCGの授業は当コース初の試みでしたが、学生たちも頑張りましたし、楽しく授業を行う事ができました。
手で作る、という事に意味を持つ彫刻という世界ですが、構造の整理やアイデア展開など実制作の前段階でのアイデア展開などにもデジタル化は有効だと思います。
また、実際に手で作るという世界に挫折しそうな学生に新たな力を与え、機械を利用し機械で補う、現代の芸術の強力な武器として学ぶべきものではないでしょうか?
彫刻という高尚な世界に挫折し、デザインという世界に飛び込んだ私がこうしてまた母校でCADを教えるという不思議な縁を、大変に有り難く、また面白く感じます。
今後の学生の反応と展開次第だと思いますが、来期以降も継続して指導をお願いするかもしれません、との事だったので毎年行事として芸工大のCAD指導も行っていく事になるかもしれません。
母校の役に立てるのはとても嬉しく、誇らしい気持ちです。
また依頼いただけるといいなぁ。と思います。
とまぁほんわかした気持ちと授業の内容でしたが、授業以外にも通常業務は恐ろしく立て込んでいて、せっかくの山形滞在でしたが温泉にも入れず、美味しいお蕎麦やラーメンも食べず
(山形は板そばや冷たい肉そば、辛味噌が乗った赤湯ラーメンがとても美味しいです)
時間外はひたすらに仕事していました。泣
しかも毎週木曜日の前工大授業の為、埼玉帰宅を逆算すると深夜に帰らないといけない日程になってしまい、来るときも深夜移動、帰りも深夜移動という強行スケジュールでの山形滞在となりました。
前後早稲田大学の打ち合わせに挟まれ、東北芸工大と前工大の授業を詰め、往復800kmを移動しながら仕事をするというコロナ禍以前の生活に戻ったような一週間でした。
共同経営者とも今後の古民家の活用方法について打ち合わせできましたし、このタイミングで山形に行けて本当に良かったと、そう思います。
11月は京都へ、12月は金沢へ出張の予定です。
次の山形訪問は来年雪が解けてからかな。
今度こそ温泉に入って美味しいものを食べる滞在にしたいものです。
山形の先輩や後輩、友達たちにも会いたいなー。
という事で皆様。今年もあと二か月とちょっとらしいです。
お体に気をつけて、後悔のない2021年にしましょう。
誰かのための何か、をデザインする人
カベミミデザインズ めあり