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【雑記Blog】田植えと聖火とシフトノブ

皆様おはようございます。こんにちは。こんばんは。

前職を退職して埼玉へ戻ってきたのが4年前の7月で、
田植えの始まった水田を見るとちょうどその頃を思い出します。


田舎の原風景ですが、生まれ育った故郷の風景が本当に好きだと思うめありです。

このあたりは麦との二毛作をする地域なので稲の田植えが他所の地域より遅く、
田植えを梅雨の間に行います。

ピンと張った水面に空が映え、等間隔に植えられた苗がとても美しく、
わざわざ農道を通って水田を眺めたくなります。

東京はまた非常事態宣言が発令されそうです。

そんな中、明日7月8日にオリンピックの聖火が我が本庄市を通過するそうです。
聖火リレーは見たかったですが、こんな不完全なものを見たかったわけではありません。

スポーツ観戦も好きです。日本の選手も応援したかったです。
でも、見たかった東京オリンピックはこのような形で開催されるものではありません。

ただ開催すればよい、というものではありませんし、世間と選手が対立してしまうような関係は負の感情しか生まないように感じます。

純粋な気持ちで日本を応援したかったなぁ、と本当に残念に思います。

私が講師を務める大学では、6月初旬までリモート授業でしたが、途中から対面授業が始まり、私の持ち分は先週すべて完了しました。

途中から対面授業が解禁となり、またCAD演習という特性上、実際に手を動かして作業できる授業は楽しかったようで、とても良い反応をしてもらえたように思います。

私も若者の新鮮な反応と成長を見て、授業をして良かったと思うばかりです。
暗く苦しい世の中ですが、希望を捨てず、成長していって欲しいとただただ願います。

で、ここで少し業務報告と宣伝を。

去年の秋ごろに依頼いただいた案件で、FIAT ducato というキャンピングカーのベース車両があるのですが、そのシフトノブボタンが欠品で困っている、と相談がありました。


上記の二代目ducatoのシフトノブです。画像はwikipediaより引用。

正規輸入されている車両ではないのでお目にかかる事は少ないですが、
キャンピングカーとして非常に人気のあるモデルです。


写真矢印のこの部分が問題の部品で、本国在庫は数年前に欠品、
シフトノブASSYで購入することができたけど数万円もする高額部品。

この部品がないだけで車を動かすのも一苦労、
という困った状況にカベミミデザインズが協力します。

とは言ったものの、非常に薄く、また強い力が掛かる部分で製造は非常に困難。
実用化に半年以上が掛かってしまいました。


試したレジンは世界中から買い集め十余本。データ自体も十回以上修正を加え、
ようやく実用に耐える製品を作成する事ができました。


強度の心配もなく、柔軟性に優れ、耐候性もクリア、操作ももちろん不具合ない、
完全な製品となっております。

依頼主のキャンピングカー業者がいるので当HPで直接販売はしませんが、
連絡いただければ販売元に仲介いたします。

小さな部品ですが、なければ困ってしまうもの。
需要の少ない部品ですが、なければ困ってしまうもの。

3Dプリンターと3DCADの力で部品を復元する事が可能です。
小さな部品ひとつの欠品で車ごと廃車になってしまうというのは本当に馬鹿げたことです。

今ある資源は大切にしたいものです。
そして何より思い出はかけがえないものです。

そんな思いの復元をカベミミデザインズはサポートします。

どんな部品でも製作が可能です。
お気軽にご相談ください。

心と地球を大切にする企業
カベミミデザインズ めあり

フリーランスデザイナー・コピーライター
庄司“めあり”拓郎
カベミミデザインズ代表
カベミミデザイン研究所所長
本庄早稲田ビジネスプラットフォーム会員
本庄商工会議所会員
前橋工科大学非常勤講師
金沢美術工芸大学非常勤講師
東北芸術工科大学非常勤講師
くるまマイスター検定1級
早稲田大学環境総合研究センター招聘研究員
本庄早稲田モビリティ共創プロジェクト参加デザイナー

スズキ株式会社デザイン部にてクレイモデリング・3DCAD業務に9年間従事。
アルト、イグニス、スペーシアなどの造形を担当。
退職後、地元である埼玉県本庄市にて起業。
2022年現在、国内外様々なプロジェクトに参画中。
3DCADを使用したデザイン提案・意匠データ作成・構造設計だけでなく、クレイモデリング・木工や金属加工・3Dプリンターを用いた立体出力などデジタル/アナログ問わず造形に関わる全てを得意とする。
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