皆さまこんばんは。カベミミデザインズです。
最近は3D PRINT FACE SHIELDプロジェクトやイヤーガードの無償配布など、ボランティア活動の事ばかり報告していましたが、昨日から本業も再開しています。
(埼玉県は5/6まで休業要請が出されていたので本業以外の事を人に会わずにしていた感じですよ、念のため)
今回はの仕事は私の友人で凄腕メカニック、FUNNYMOTORgarage遠藤代表からのご依頼でマフラーガスケットの製図化です。
古い車や社外の部品だと消耗部品が欠品という事も多々あり、今回の依頼も例に漏れず欠品部品に関する内容です。
これ作れる~? とLINEでピコンと送られてきました。
彼自身、製図の心得があるので上記のように完璧な寸法図が送られてきましたが(普通に上手くて驚きました笑)、こんなの作ってー!と現物渡しでも対応可能です。
こんな感じでちゃちゃっと図面化。厚みを付けて……
余談ですがカベミミデザインズではsiemensNXという大手自動車会社が使っているクッソ高いハイエンドCADを導入しております。という自慢。えっへん。
はい、3D化! ここまで依頼を受けて2時間ほどです(笑)
加工屋さんへ出す為の2D図面化が依頼内容でしたが、3Dモデルがあれば実際に取り付けて間違いがないかを事前に確認できます。
ほいほいーできたよー、と翌日持って行きましたが、事前確認は大事ですね。
実際に取り付けてみると、内側の排気が通る穴寸法そのままで寸法をとっていた為、0.数ミリですが内側に入ってしまっているような気がします。
気にしすぎかもしれませんが、排気抵抗になってしまう可能性もあるので穴を大きくして修正します。そのまま加工業者に出していたら手作業での調整が必要でした。
こういう事前の確認が数時間で出来てしまうのが3Dプリンターを使用したプロトタイピングの強みです。また、ワンオフ制作の場においても0.001mm単位での数値コントロールが可能なので(実際はここまで必要ないですし現物での精度は表現できませんが)現場のデジタル化は有用と思います。
欲を言えば耐熱素材や金属が出力できる3Dプリンターを導入すればそのまま使える部品が作れるのかもしれませんね。何かの間違いが起こって莫大な利益が出たら導入します(笑)
という訳で欠品部品であるマフラーガスケットの図面化依頼の報告でした。
データを使用しての部品製作は大手しかできない特別なものと思われがちですが、カベミミデザインズでは個人での小さな案件も柔軟に対応いたします。
欠品部品の製作依頼やDIYでの製作検討相談など自作のお手伝いも気軽にご依頼ください。